‘ステッカー関連’ カテゴリーのアーカイブ

ステッカーが剥がれてしまう理由…下地処理不足

2013 年 6 月 24 日 月曜日

せっかく愛車やスノーボード・サーフィンでの愛板に綺麗に貼り付けたステッカーも、剥がれてしまう事があります。

ステッカーが剥がれる原因は色々とありますが、原因のひとつとして

「貼る部分の下地の状態」があります。

ステッカーの粘着糊は、貼る部分がなめらかでステッカーと密着すればするほど粘着強度が強くなります。車で言えばガラスや通常塗装のボディ部分です。

つや消し塗装などで表面がザラザラしていたり、ウレタン素材やその他プラスチック素材で表面が荒れているものへの貼付けは、ステッカーの粘着性能が発揮できず剥がれやすくなってしまいます。

また、表面にホコリや汚れ、特に油分があるとステッカーの粘着性能が発揮できません。

ガラスの場合は、シリコン成分が入っていない油膜除去用のガラスクリーナー、またはエタノールなどのアルコールで拭くことをお勧めします。拭き取りで使うタオルは可能であれば新品か、またはペーパータオルで拭くと拭き取り時に油分を新たに広げてしまう恐れがありません。

車用のステッカーでは、よく貼る前に中性洗剤で汚れ・油分を落とす事が薦められてますが、車やバイクなどでは正直家庭用の中性洗剤では不十分で油分を落としきれない恐れがあります。

車のボディの場合は油膜の他に、本来は艶出しとして塗られているワックス成分もステッカーの粘着性能を落としますので、ワックス除去クリーナーか油膜除去用の粒が細かいコンパウンドで表面の油分やワックス成分を完全に取り除く必要があります。

バイクもアッパーカウル部分などには走行時に虫が付いたりして、落ちにくい頑固な汚れとなっている場合がありますので専用のクリーナーなどでしっかり落としてください。

車・バイクなどの車両は塗装面にクリーナーでは落とせない鉄粉が付着している場合がありますので、当店では仕上げ用など目が細かいコンパウンドでの処理を薦めています。

手間はかかりますが、ステッカーの貼り付きは格段に良くなります。

スノーボード・サーフボードなどへ貼り付ける場合も同様に油分・汚れを落としてください。私自身はスノーボードの板にステッカーを貼ることがよくありますが、アルコールとペーパータオルで油分・汚れを落としています。

3MスコッチカルXL在庫処分値下げ

2013 年 6 月 24 日 月曜日

高い耐久性で非常に好評をいただいていた住友3M社製のスコッチカルXLシリーズですが、7月よりフランス・ヘクシス社製の長期シートに変更する事にいたしました。

ヘクシス社のシートは8年~10年とスコッチカルXLシリーズ以上の耐候性を持っておりしなやかで伸びが良く曲面への貼付けにも対応できる他、糊面に格子状の溝があり空気が抜けやすい構造となっていて貼るときに気泡が入りにくい特性があります。

シート価格もスコッチカルXLシリーズより安いということで製作価格をお安くする事が可能となるため今回切り替えを決定いたしました。

現在価格面での検討中で、7月上旬頃には取り扱いを開始いたします。

スコッチカルXLシリーズについては在庫処分ということで、従来の価格から長期タイプと同じ価格へとステッカー製作価格の大幅値下げをいたしました。
https://www.be-work.net/cutting/sheet/3m_xl/

在庫がなくなり次第、取り扱いを終了いたします。

大きいステッカーのロール梱包について

2013 年 6 月 22 日 土曜日

35cm~40cm以上の長いステッカーについては、紙管にロールさせた状態ですの納品となりますが、丸める事により台紙に巻き癖が付きステッカーと台紙の間に隙間が生じ、広げた時にシワとなる場合があります。

このシワは台紙から一旦剥がし戻すことですぐに直すことができます。

詳しい手順については動画を作成しましたので参照ください。

届いてからすぐにステッカーを貼る場合は、この作業は必要ないかと思います。複数枚を製作し、長期で保管が必要な場合はこの作業でシワを取り除いた後、平らな場所にステッカーを置き保管してください。

ちなみに、ステッカーの素材であるマーキングフィルムの台紙のままだと転写シートにうまく乗らず、台紙にステッカーが残る事がありますが、当店ではカットしたあと台紙の入れ替えを行なっておりますので、動画のようにスムーズに台紙から剥がすことが可能です。

カッティングステッカーの貼り方(ドライ貼り)

2013 年 6 月 19 日 水曜日

今回は水を使わないドライ貼りについて解説いたします。ドライ貼りはあまり大きくないカッティングステッカーの施工に向いています。

ステッカーの糊面は外気温で粘着性が変わります。ステッカーを貼る時は20度以上の気温下で直射日光は避けてください。高温になりすぎると逆に糊面が柔らかくなりすぎてうまく貼りつかない場合があります。

ステッカーの貼り方・下地処理

下地処理

まずステッカーを貼る部分の汚れ・油分を中性洗剤等でしっかり落とします。

これを怠ると、どんなに粘着力の強いステッカーでもすぐに剥がれてしまいます。特に油膜はステッカーの粘着力を著しく落とします。 車のウインドウ等の場合、ガラスクリーナーではワックス成分が膜を作ってしまう場合がありますので、可能であればアルコールで脱脂し、ボディなどの場合は仕上げ用のコンパウンドで表面油膜を落としてください。

ステッカーの位置決め

ステッカーの位置決め

次に貼る部分にステッカーを当て、貼る位置を決めます。

先端を固定

先端を固定

位置が決まったら、ステッカーの端の部分をテープで固定します。粘着の弱いマスキングテープを使う場合は、ステッカーを貼るときにズレないよう写真のように横向きにもテープを貼ります。

台紙を剥がします

台紙を剥がします

ステッカーを固定したら、固定した部分からステッカーを立てて裏返し台紙を剥がします。 

ステッカー素材の台紙のままだと非常に剥がしにくいですが、当店では剥がしにくいシートについては台紙の入れ替えを行なっておりますので、そのまま剥がす事が可能です。 台紙を剥がした後、ステッカーが貼る面に間違って触れないよう注意してください。

指を使って端から貼ります

指を使って端から貼ります

台紙を剥がしたら、固定した側の端から、気泡が入らないよう指の腹を使って少しずつステッカーを貼っていきます。 

ステッカーが貼る面に間違って触れないよう、写真のように少し角度を立てると作業がやりやすいです。

転写シート剥がし・間違い例

間違い例

ステッカーを貼り終えたら、透明の転写シートを剥がしますが、写真のように貼った面に対し角度がつきすぎていると、ステッカー本体が転写シートについてきて剥がれてしまう場合があります。

転写シート剥がし・正しい例

正しい剥がし方

転写シートは写真のようにステッカーを貼った面に対し、横に引くように角度を寝かせて少しずつ剥がします。

ステッカー本体が転写シートについてきてしまった場合は、ステッカーを貼る時のように転写シート側がら再度指を使ってステッカーを貼り、再び転写シートを剥がしてみてください。

完成

完成

転写シートを完全に剥がれたら完成です。

 気泡が入ってしまった場合、小さいものは通常のシートであれば通気性がありますので1週間ほどで消えます。ただし鏡面シートは通気性が悪いため、針などで穴を空け空気を抜く必要があります。通常のシートでも、大きい気泡はこの方法で空気を抜いてください。 

ステッカーを貼った直後は粘着面が安定しておらず、剥がれやすい状態となっています。洗車などは3日以上置いた状態で行なってください。特にスノーボードなどへの貼付けの場合、滑る前日などに板に貼るのは剥がれの原因となりますのでご注意ください。

糊面が安定した後も、物理的な接触はなるべく避けてください。細かい文字などのステッカーの場合、洗車で水滴を拭き取る時はタオルを横に動かすのではなく、上から押し付けるようにして水滴を取ると剥がれにくくなります。

ステッカーの位置決め用トンボを追加できます

2013 年 6 月 17 日 月曜日

車のリアガラスや、店舗のウインドウなどに貼るステッカーの位置を決める目印として、ステッカーの四隅と長辺の中央に太さ1ミリ・大きさ1cm四方の「トンボ」を追加するサービスを開始いたしました。

ステッカー位置決めトンボ

大きなステッカーの位置決めに効果的です

見積もり依頼フォームの下部に、「トンボを追加する」というチェック項目がありますので、追加をご希望の際はチェックして見積もり依頼を送信してください。追加は無料で対応しております。

左右対称にならない切文字ステッカーなどは、対象物の中央に貼ったり水平度を保つのが難しいですが、トンボがあるとステッカーを貼るときの精度が出しやすくなります。トンボの太さは1ミリですので、貼った後も剥がしやすいです。

大きなステッカーを水を使わないドライ貼りで貼ると、トンボで位置決めしてもズレてしまう場合が多いため、トンボは貼った後に位置をずらせる「水貼り」でより効果を発揮します。

水貼り用のスプレーボトルとスキージも35cm以上のステッカーであれば無料でプレゼントしておりますので、製作依頼の際はご利用ください。